この記事では、レバレッジ3倍ETFで、最も有名と言っても過言ではないTECLについて説明していこうと思います。
TECLの概要
そもそもTECLって何?という人のために、TECLの情報についてまとめていきます!
TECLの正式名称は、”Direction Daily Technology Bull 3X Shares ETF”です!
アメリカのS&P500を構成する銘柄のうち、情報技術セクターに連動するブル型の3倍レバレッジETFとなっています。
ブル型の3倍ETFは、対象とする指数の3倍の動きをすることを目標としており、上がる時は大きく上がり、下がる時は大きく下がるため、ハイリスク・ハイリターンなETFとなっています。
運用会社はDirection Investmentsで、TECL以外にもSPXLやSOXLなど、多数の3倍レバレッジETFを運用している会社となります。
指数 | テクノロジー・セレクト・セクター指数 |
経費率 | 0.95% |
分配金利回り | 0.34% |
配当実績 | 0.62ドル |
経費率が1%近いため、米国ETFの中でもかなり高い部類に入りますが、3倍レバレッジETFということを考えると、平均的な経費率であると思います。
また、分配金も多少出てはいますが、情報技術セクターかつ、キャピタルゲインを目的とする3倍レバレッジETFということもあり、経費率にすら届かない利回りとなっています。
TECLの価格推移
TECLのチャートは以下のようになっています。
下のグラフでも分かるようにように、3倍レバレッジETFらしく、かなり激しい値動きをしていますが、長期的なスパンで見ると、圧倒的な価格上昇を見せています。
何と、過去10年で約70倍になっており、10年前に100万円買っておけば、7000万円になっているという化け物ETFになります。
TECLの構成銘柄
TECLの構成銘柄TOP10は以下のようになります。
日本で何気なく生きているだけで、聞いたことのある会社ばかりではないでしょうか。
銘柄構成の変更は運用会社が自動で行なってくれるため、その時その時の最も優秀なIT企業たちをまとめて買っていると思えば、圧倒的なリターンにも納得がいきますし、今後も上昇することに期待せざるを得ませんよね!
TECLのメリット
少ない資金で大きな利益を狙える
TECLの最も大きなメリットの1つは3倍のレバレッジをかけているため、少額で大きな値動きがあるため、上昇相場の時の株価上昇率が凄まじいことです。
実際私もTECLを現在40株ほど持っているのですが、購入から約1ヶ月ほどですでに30%の含み益がでています。(2021年11月14日現在)
私は幸運にも、調整で購入できた効果が早くもでてきていますが、流石に毎月このような増え方をするわけではありません。
それでも、持っているだけで頻繁に過去最高値を更新してくれるので、3倍レバレッジETFの中では、比較的安心して購入、ホールド出来ます。
短期的なトレードにも向いている
先ほどのメリットでお話しした通り、3倍レバレッジETFは値動きが非常に激しいです。
そのため、自分なりの売買基準を決めておけば、長期の運用でなくとも、少しずつお小遣いを稼ぐような運用方法も可能になります。
私は長期でホールドする予定ですが、購入の際には週足RSIを参考として購入するようにしています。
もちろん、RSIという単一の指標のみで購入するため、瞬間的に含み損になることはありますが、長期での保有目的であれば、関係ありませんし、短期のトレードでも損切り・利確の基準さえ決めることが出来れば、少しずつ稼ぐことが可能であると思っています。
情報技術セクターの未来
最後のメリットとしては、TECLが連動している情報技術セクターの未来が明るいということです。
皆さんご存知の通り、GAFAM(Google,Amazon,Facebook,Apple,Micrsoft)を筆頭に、ITセクターはまだまだ衰える様子はありません。
簡単な質問として、上記5社がここから衰えていく未来は想像しにくいのではないでしょうか?
また、たとえGAFAMに何かあったとしても、他のITセクターの会社が成長すれば、勝手に銘柄を入れ替えてくれるのが、ETFの良いところです。
TECLのデメリット
レバレッジのデメリット
レバレッジをかけたETFである以上、上がる時は大きく上がりますが、下がる時も大きく下がります。
生半可な気持ちで資産の大部分を投入してしまうと、後悔の念にかられてしまうかも知れないので、覚悟を持って投資するか、最初はポートフォリオの一部(まずは1株とか)から購入することをお勧めします。
また、レバレッジのデメリットとして良く話題に上がるのが、投資期間が長くなるほど指数と乖離するため、レンジ相場に弱いということです。
これは、おっしゃる通りなのですが、レバレッジをかける指数を間違えなければ、現物(指数そのもののインデックス)よりも上昇していくと考えているため、リスクをとってでも、早く資産を増やしたいという方には、些細な問題かも知れません。
レバレッジETFそのものに対するリスク
レバレッジETFは、市場への影響も大きく、投資家にとっての影響も大きいため、日本でも注意喚起が行われるなど、少し不穏な動きを見せることがあります。
ただ、TECLを含むレバレッジETFが圧倒的なリターンを出しているという事実もあるため、簡単に無くなることはないと思います。
それでも、実際に倍率変更になったことや、上場廃止になったETFもあるようなので、レバレッジETFに投資する方はしっかりと情報にアンテナを張っておいた方が、良さそうですね!
まとめ
ここまで、TECLの概要、メリット、デメリットについてお話しさせていただきました。
私個人の意見としては、これらの内容を踏まえた上で、ポートフォリオの中にTECLを組み込んでいきたいと考えていますし、このTECLがポートフォリオにあるのとないのでは、資産の増加スピードがかなり変わってくると考えています。
みなさんも是非、ポートフォリオの一部に加えることを考えてみてはいかがでしょうか!
ここまで、読んでいただき本当にありがとうございます。
投資は自己責任で、楽しみましょう!
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